自宅で昨年話題になったレディ・ガガの初主演映画『アリー/スター誕生』を観ました。
父親に神の声を持つ娘と絶賛期待されながらも、実現できずに小さなクラブでウエイトレスをしながら歌っていたアリー役のレディ・ガガ。
そこにたまたま立ち寄った世界的ロックスターのジャクソン役であるブラッドリー・クーパー。
酔っ払ってきいたものの彼女の歌に才能を見出して自分のステージに誘い、立たせ一緒に歌う。
そこから彼女が歌手としてスターへと導かれていく。
大観衆のステージで歌い演奏するシーンが多く、ギーター演奏にも歌にも感動。
自宅のTV画面ではもったいなく、これは大画面で観ておくべき映画だったと、映画館で観なかっことを公開するくらいの圧倒的な演奏と歌唱力。
世界的ロックシンガーの公演にもレディーガガそのもののコンサートを見に行けた高揚感を得られました。
この映画のために19曲が作られたとのこと。
ギターソロには聞きながら泣いてしまいました。
それぞれに家族の背景があり、男性側には父と息子、兄と弟の苦悩と葛藤があり
女性側には父から絶大な期待をもたれ愛された娘が対照的に描かれています。
それぞれが悩み苦しみを、理解し合ってお互いに助けあう
ただ、押し付けがましくも重すぎない愛情表現には、とても心地よかったのがこの映画の良さでした。
スターであっても、ひとりの人間だから、悩みや孤独感、恐怖感があって
ただそれを話す相手もいなく理解されず逃げ先が、お酒だったり薬だったり。
最終的には、彼女に迷惑をかけないようにと考えるジャクソン
落ちぶれそうなジャクソンをこんどは自分で引き上げようと優しく支えるアリー
現実にはないかもしれないけれど、そこがまた非現実の世界
あこがれの男女関係に、とても心が穏やかに見ることができました。
ガレージで起きたことを、あえて映像化しなかったところも嬉しい。
圧倒的な歌唱力を存分に味わえ
そして、
ふたりの優しさが溢れている映画でした。