還暦をとうにすぎて、ばぁば、アプリを作りました。
孫のかーくんがピンチなら、ここぞ!と腕をふるおうじゃないかと袖を捲し上げたのです。
きっかけは、もうすぐ4歳になる孫息子のかーくんのおむつがはずれないこと。
とにかくトイレに行きたくない、らしいと聞きつけたのです。
ばぁばとしては、愛しいまごのチカラになりたい!
喜んでトイレに行くにはどうしたらいい? トイレに行ったら楽しい、そんなふうにできないか。
おせっかいの虫が、うずきました。
「ごほうびが目に見えたら、やる気が出るのでは?」
思い立ったが吉日。
……とはいえ、ばぁばはプログラムなんて書けません。
そこで頼ったのが、AIです。今どきの、かしこいやつ。
あーだこーだと相談しながら、できあがったのが、トイレに行くと押すだけ。
かーくんが大好き(であるはずの)シールが押せるやつ。
それに加えて、キャラクターのたまごが育っていくもの。
たまご→ひよこ→にわとり。
なかなか、カワイくて、これなら楽しみになってくれるはず!
せっかくだから専用機にしてしまえと、古い携帯電話にアプリを入れて、娘のところに持っていきました。
「あぁ、そういうアプリなのね?」
と、なんともあっさり。。。
よく聞けば、そんなアプリは既製で出回っているみたい(涙)
いえいえ、よく聞いて。
「これはかーくんのために、ばぁばであるワタクシが作った、世界でひとつのアプリなんですけど」
……(言えない)…
あれから、2週間ほど経ちました。
どうした? トイトレすすんでいる? アプリ使ってくれている? どうだった?
・・・(聞きたいのに、聞けない)・・・
もちろん、娘からの言葉もなく、
かーくんが使っている気配も、まるでなし。
こわくて、「あれ、どうだった?」のひとことも言えないワタシ。
まあ、いいのです。
作っている間、かーくんが喜んでいる姿を想像していたとき、
ばぁばがいちばん楽しかったなぁ。
(続報があれば、そのときはまた。きっと、なさそうだ)
