ディカプリオとブラット・ピット
この二人が主演だとなればぜひ観てみたかった。
タランティーノ監督とディカプリオが映画の宣伝のために来日していたが
その際にタランティーノ監督に宇多丸さんがインタビューをしていたラジオを偶然聞き
すぐにでも観に行きたくなった。
映画通のおふたりは、私にとっては高度なお話しすぎたものの、観に行く前に宇多丸さんから的確なアドバイスがありました。
この情報をあらかじめ得ていたおかげで、どれほどこの映画が面白かったか!!!
映画には、人の好みがあります。
見る前に必要なのは、好き勝手に綴られたその映画の評価(特に批判)ではなく
事実としての情報は得ておくのがよいと
つくづく思いました。
例えば、私は恐いのが苦手なので
事前にホラー映画や強烈なサスペンスやバイオレンス映画でないか
などの情報は知っておいたほうがいい。
とかね。
宇多丸さんがラジオで教えてくれたのは
これから『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』を観に行く人は
シャローンテートという女優さんに何があったのかという事件を
インターネットで検索してから行った方がいい
ということ。
鈍感な私でも、この一言で察しはつく。
わざわざ調べることはしなかったが、それだけで十分な情報だった。
物語は
実在の人物シャローンテートと
映画スターディカプリオ演じる60年代西部劇時代の大スターとそのスターのスタントマン兼運転主役のブラット・ピット。(この2人のスターは実在しない)
実在する女優さんの事件の話をもとに二人が絡んでいくストーリ。
ディカプリオは60年代のハリウッドのスターとして当時の映画時代を存分に味わせてくれ
ブラット・ピットはとてつもなくカッコよく
シャローンテートもキュート。
非情な場面のはずなのに笑いが起こるなど、ドキドキしながらもしっかり笑えるところも最高。
なぜこの二人がシャローンテートの事件の起こる一家の隣に住んでいたのか?
最後に監督がこの映画をつくった意図に気づく。
アメリカ人なら誰でも知っている事件。
観客の反応を見てニンマリしたんじゃないのかな。
私もそのひとりになれて面白さは10倍になった(当社比…)
なぜかというと
何も知らずに見に来た人が
終わった瞬間
「3時間(実際には2時間41分)もかけて、これ?…」
と感想が聞こえてきたし
私の知り合いも
終わって何も残らなかった、、、との感想。
それくらい、この映画に関しては事前の情報があるのとないのとでは格段の差がつくようだ。
少なくともこれを読んでから映画を見に行った人は
シャローンテートに事件起こることを知ってから行くから、
知らない人たちとはまったく感想が変わると思う。
ぜひ楽しみに見に行ってほしい。
タランティーノ監督、ありがとう。
最高に楽しめた。
Columbia (2019-08-23)
売り上げランキング: 1,830