ことのはじまりは、一本のYouTubeでした。
「AIの社員だけで回るホームページ制作会社を作ってみた」
……なんですって?
画面のなかで、ちっちゃなAIの社員たちが、文句を言いながらせっせと働いて、ウェブサイトを一枚こしらえて、公開までしてしまう。しかも作った人は「エンジニアじゃないんですけど」と言う。
ムクムク。
わいてきましたよ、いつもの好奇心が。
「ワタシにも、できるのでは?」
甘かったですね。ええ
まず、入口でつまずく
やることは「Claude Code」というアプリを入れて、パン屋さんの練習用ページをつくってみる。それだけ。
なのに。
アプリを入れるところから、右往左往・・・
なんども、同じ画面をぐるぐるまわっていた
このあたりで、心が折れます。折れそうでした。でも、ここまで来て引き下がれますか。引き下がれません。
「Gitが必要です」って、あなた
やっとアプリに正しく入れて、フォルダも用意して、いざ!
……と思ったら、真っ赤な文字で
「ローカルセッションにはGitが必要です。」
ぎっと。何それ。
調べる気力もなく、言われるまま「Git」という別の無料ソフトをダウンロード。今度はインストール画面が十枚くらい続きます。英語です。ぜんぶ英語です。
「設定はいじらず、ひたすらNextを押すだけでいい」
……信じましたよ、その言葉を。ポチ、ポチ、ポチ。修行のようでした。
そして最後の仕上げは、まさかのパソコン再起動。新しく入れたものを、パソコンに覚え込ませるおまじないだそうです。半信半疑で再起動。
そうしたら。
あの真っ赤な文字が、すーっと、消えたのです。
そして、数分の奇跡
準備、ここまでで約1時間。汗もかきました。
でも、ほんとうの主役は、ここからでした。
目標はこら
架空のパン屋さん「ベーカリー コムギ」の練習用ページ。
世田谷の小さな石窯パン屋という設定。
Enter。
すると。
・・・サイトが、組み上がりました\(^o^)/
キャッチコピーはこれ
「毎朝、焼きたてのしあわせを。」
格闘した末の奇跡。
とっても嬉しい!
できあがったパン屋さん、どうぞ
言葉より、見ていただくのが早いですね。実際に公開までしてみました。こちらです。
温かいベージュ色の、架空の石窯パン屋さん。もちろん、実在しません。パンも食べられません。悲しい。
でも、「近所にあったら、ちょっとうれしいパン屋です」なんて一文が、妙に沁みるのです。
で、結局どうだったの
正直に言います。準備は、大変でした。 アカウントの迷子、購入画面のワナ、英語のNext地獄、まさかの再起動。おかげで午後がまるっと溶けました。
でも——。
この準備、一度きりなんですって。次からは、アプリを開いて、一言お願いするだけ。今日みたいな格闘は、もうないのです。
そして何より、今回の手応えは、ちょっとした事件でした。
お仕事でお客様のページを作るとき、たたき台がしっかり立ち上げられる
——そう考えると、これはただの遊びでは終わらない予感
あー
今日の扉の向こうには、焼きたてのパンの匂いがしてきそうで
お腹が減りましたヮ
おなかがすいたので、本物のパンを買ってこよっと(さっき食べたのにね)
