※この記事にはプロモーション(広告)が含まれています。
宮島未奈さんの『ギャルにひかれて寺マルシェ』を、Audibleで聴き終えました。
このところ、ミステリーや緊張感のある本が続いていました。そんなときに出会った、肩の力を抜いて楽しめる一冊です。
どんなお話?
主人公は、亡くなった父の酒屋を継いだ30歳の英介です。商売にもあまり意欲がなく、なんとなく日々を過ごしています。
そこへ、地元に戻ってきた腐れ縁の友人・光司が現れます。光司に誘われ、英介は子どものころに近所のお寺に埋めた、高価なポケモンカードを掘り起こすことになりました。
下見のために、お寺の催し「寺マルシェ」を訪れた二人。そこで、ギャルメイクで法話をする尼僧に出会います。それは、実家のお寺で副住職をしている、元同級生の真実子でした。
成瀬シリーズの宮島未奈さん
作者の宮島未奈さんは、『成瀬は天下を取りにいく』で2024年の本屋大賞を受けた作家さんです。私も成瀬のシリーズを読んできて、今年の3月には『成瀬は都を駆け抜ける』を聴きました。
ですから、今回も痛快な展開が待っているにちがいない。そう期待して聴き始めました。
ギャルの副住職という痛快さ
なんといっても、お寺の副住職がギャル、という設定がおもしろいのです。
お寺と聞くと、どうしても静かで厳かなイメージがあります。そこに、ギャルメイクで法話をする尼僧が登場する。その組み合わせだけで、痛快な気持ちになりました。
法話は、若い人にこそ響くのかもしれません
お話の中には、真実子の法話がいくつも出てきます。徳を積むことや、「情けは人の為ならず」、そして「ありがとう」の大切さ。どれも、とても大切なことです。
ただ、正直に言うと、私の年齢になると、これまでに何度も聞いてきたお話でもありました。物語の主人公たちは30歳前後です。私はこの本の読者として想定されている年代ではないのだと思います。
これから人生を歩んでいく若い人たちには、きっと新鮮に響くのではないでしょうか。ギャルの副住職が語るからこそ、すっと心に入ってくる。そういう若い人もたくさんいると思います。
緊張感のある本から、ちょうどいい心地よさ
ミステリーや、ハラハラする本が続いたあとには、こういう気軽な小説がちょうどよいものです。
張りつめていた気持ちが、ふっとほどけていく。この本には、そんなちょうどいい心地よさがありました。緊張感のある本が続いたあとだからこそ、その心地よさがいっそううれしく感じられます。そして、また次の本へ向かう元気もわいてきます。
成瀬シリーズもおすすめです
宮島未奈さんの作品が気になった方には、やはり成瀬のシリーズをおすすめします。まずは、本屋大賞を受けた『成瀬は天下を取りにいく』からどうぞ。
シリーズ3作目で完結編の『成瀬は都を駆け抜ける』は、私が今年の3月に聴いた一冊です。京都大学に進んだ成瀬が、京都を舞台に駆け回ります。
Audibleで聴いてみたい方へ
私はこの本を、Audibleで聴きました。Audibleには、初めての方向けの無料体験があります。無料体験の期間や料金、キャンペーンの内容は時期によって変わりますので、詳しくはAudibleの公式ページでご確認ください。
※Amazonのアソシエイトとして、あら還おとなの好奇心は適格販売により収入を得ています。
